君との出会いは、君が働く美容室。
君は若手のスタイリスト、私は客。
ただそれだけの関係から始まった。
君「こんにちは。担当させて頂きます斉田です。よろしくお願いします。
」
君の第一印象、実は「げ、若い、ちょっと苦手なタイプかも。女の人がよかったな~…」だった。
君の見た目とか若さとかもあるけど、たぶん大半は私の勝手な偏見。
ただ、そんな思いとは裏腹に、大きな鏡越しに見えた君がただただものすごく眩しかった。
これが君と私の出会い。
この頃の私は、まだ気付いていない。
君と、あんなにも幸せで、楽しくて、あんなにも切なくて、苦しくて、これほどまでに愛しい恋をすることになるなんて。